オーディオテクニカ『ATH-M50x』の5年使用レビュー【コスパ重視な動画編集や音楽制作の適解】

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こんにちは、まぐ(@magsbase)です。

【ATH-M50xの結論】
  • モニター(制作用途)としての性能は十分。低音の表現力が高め。
  • 制作から普段使いまで広く使えるという意味でかなり高コスパ
  • 僕は900STよりこちらをオススメします

動画編集や音楽制作など音声を扱う制作現場に必須な「モニターヘッドフォン」ですが、その中でもオーディオテクニカのATH-M50xはAmazonで万単位のレビューがなされ、いつの間にか有名機種に。

そんなATH-M50xを5年間使ってのレビューです。

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ATH-M50xの概要

レビューの前に、最初にざっくりとカタログスペックの中で必要な情報をまとめておきます。

ATH-M50x
  • 密閉型
  • 重量285g(コード除く)
  • 付属コード:1.2mカールコード・1.2mストレートコード・3mストレートコード
  • その他付属:ポーチ

オーディオテクニカが販売するモニターヘッドホンATH-M--xシリーズはグレード別に7種類。

Mの後の数字が変化して、20,30,40,50,60,70の6種(数字が大きい方がハイグレード)。これに加えて開放型ヘッドホンの"R"70xがあります。これらのうち今回レビューするM50xについて、自分が買った時はもっと影が薄かった気がしますが、今では1番の売れ筋です。

ATH-M50xを5年使った感想・レビュー

5年使ったATH-50xはどうなった?

結論、現役で今でも満足しています。音の品質は十分。長時間着用しても疲れはなし。家での作業でも外へ持ち出したい時も、DJとかもヘッドホンはこれひとつでオーケー。

頑丈さでいうと、5年使っても機能は十分です。3本ついてくるコードのうち1本(1.2m)が使えなくなってしまいましたがヘッドホン本体には全くガタが来ていません。

それにしても写真を見るとヘッドホンバンド、イヤーパッドともに剥がれてボロッボロですね・・・。これが5年の年季です。これでもイヤーパッドは1度純正のものに取り替えていて、純正イヤーパッドのお値段はおよそ4,000円ほど。個人差はあると思いますが、僕の場合は3年くらいで画像のようなボロボロさになります。3年間4,000円で維持できるなら安いものだと思いますがいかがでしょう。もちろんサードパーティー製のイヤーパッドカバーを買うのもアリかもしれませんが。

ATH-M50xはモニターヘッドフォンとして十分に高い解像度

モニターヘッドホンを謳う2万円のヘッドホンとなれば、モニター用の能力は説明するまでもなく十分ですが、ここで気になるのは時に業界標準とも言われるソニーのモニターヘッドホンMDR-CD900STとの違いですよね。

僕が最後に900STを使ったのは1年半前なので完全な記憶ではないのですが、900STと比較してM50xは低音の表現が豊かな印象を受けました。僕の中でオーテクは低音に弱いイメージだったので驚きです。高音は疲れるようなキツさがなく、長時間のリスニング用にも使えます。

M50xに限らず今のモニターヘッドホンは全体的に低音強めな感じしませんか?その結果、M50xの低音の具合が普通で、相対的に900STの低音が弱いのでは?とも思います。音楽制作で低音域の作りこみをしたいと思ったら900STだと苦戦しそう。

あくまで個人的な見解ですが、低音域が強く聞こえるようになった原因には、音楽の流行がクラブミュージックとかブラックミュージックに移行していることがひとつ挙げられると考えています。

あまり流行とか考えなくても「神重低音!」【重低音強化版】...などと今は低音好きが蔓延る世の中なので低音を扱いやすいヘッドホンは加点ポイントと考えていいでしょう。

普段使いにも転用できる機能・付属品

長さ違いのコードが入っているのが地味なようでとても便利。用途を広げてくれます。

普段使いや外への持ち出しまでこのヘッドフォンひとつで済んじゃうんですよね。一番短い1.2mコードを繋げたら外に持ち出せるし、カールコードを繋げばヘッドホンを繋いだまま部屋中歩き放題です。もしコードが切れてもコードだけ買い換えればヨシ!(現場猫ポーズ)いや、もちろんこの道で飯食ってるほどのプロは何本もヘッドホンを持っているんでしょうが多分そういう人はこの記事見ないでしょう。

少し話がズレますが、2019年の秋には出荷台数100万台を突破しています。さらにレビューの物量の多さ。日本アマゾンでのレビュー件数が13,000件、米アマゾンのレビュー件数は14,000件です。平均評価はいずれも高く星4以上。自分が購入した頃はそこまで勢いはなかったので結果論にはなりますが、ユーザーが多さは信頼の裏返しです。

ATH-M50x - カタチのデザイン

ヘッドホンは制作現場・日常のリスニング・ファッションなど、いろいろな多面性を持つ製品です。デザインされるヘッドホンのひとつひとつはそれぞれがどのような場で使われるのか想像して作られています。

M50xの見た目を見て、どこで誰が何に使っているか想像できますか?beatsのようなバリバリのファッション感は感じられず、一方でスタジオに置いてある金属剥き出しの900STのような「業務用感」「無骨感」を感じられるわけでもなく・・・。M50xが使われているシーンを想像しにくいんですよね。強いていえばDJが使ってそうな感じ?

渋谷みたいな場所でいい感じのファッションしながらbeatsのヘッドフォンと首にかけている人の姿は容易に想像できますが、900STを首にかけている姿は全く想像できません。そんなことをしている人がいたら多分労働過多かなんかで疲弊してヘッドフォンを外し忘れて外に出てしまったサウンドエンジニアかなんかだと思います。労ってあげましょう。知らんけど。

え?平沢進さんならサマになるかも?彼ならなんでもサマになるので例外です。

M50xには「こういうところで使っている感」、「らしさ」があまりないんですよね。その「らしさ」が感じられないのは、その言葉を聞くと悪いようかもしれません。しかしそれには「どこで使っていても違和感がない」と考えることもできます。

これはこだわりを持とうとすると魅力がないけどコスパの観点からすると都合がいい。どこでも使えますから。上述した付属の多彩なコードも相まって、1本でどんな使い方でもできてしまう高コスパヘッドホンになっているといえます。

色の話

カラーリングは基本色2種「ブラック」「ホワイト」のほか、限定色がいくつか発売されています。ちなみに僕が使っているのは2015年の限定色「グリーン×ブラウン」(ATH-M50xDG)です。写真だとブラックに見えるかもしれませんが肉眼で見るとなかなか良い色合いです。2020年6月現在、限定色の販売はないようです。

ATH-M50xは幅広く扱える高コスパヘッドホン

ATH-M50xは性能的で見ても利便性で見ても1台で幅広く活用できる高コスパヘッドホンです。

これから音声を扱う制作を始めたい人・・・動画編集で収入を得たい人や音楽制作を趣味としてやっていきたい人がミドルレンジの価格帯で間違いない一本を選ぶのであれば、このATH-M50xはかなり良い選択肢のよう思えます。

とはいえ値段は2万円近く。M50xは流石に高価だから廉価モデルのM40x,M30x,M20xを買おうかな、と思っている場合、M40xにすることをオススメします。

その理由は、M40x以上のケーブルとヘッドホン本体は分離できるのですが、M30x未満は一体化してしまっているから。ケーブルが壊れてしまった時にケーブルの購入費用だけで済ませられるか、ヘッドホンごと買い替えが必要になるかの違いは大きいです。

最近はbluetoothに対応してワイヤレス再生ができるバージョンも販売されています。将来、買い換えるとしたらこれかな〜〜。

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