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ELEGOOのプラスチックタンクと金属タンク、どちらがいいのか比較検討【結論:プラスチックレジンタンクで十分】

最近僕が愛用する格安3Dプリンター「ELEGOO MARS」の調子が悪く、何度印刷し直してもタンクの底に固まったレジンが張り付いてしまう事態に。プラットフォームやレジンそのものなど様々な要素を原因だと疑って最終的に目をつけたのがタンクの底でした。

タンクの底にはられたフィルムに小さな傷がいくつか入っていたことが気になり、3Dプリンターを使い始めて最初のフィルム交換を検討。フィルムだけを購入する手段も合ったのですが、フィルムの張替えが面倒...というか自分のできるか分からなかったので(当時忙しかったのもあり)、タンクごとの購入を考えていました。

ELEGOOMARS向けのレジンタンクには2つの種類があります。

ひとつは金属レジンタンク。ELEGOO MARSを買うと一緒についてくるのはこっち。

もうひとつはプラスチックレジンタンク。その名の通り、元々金属であったものがプラスチック製になったもので、パッと見てわかる特徴は価格が安いこと。

今回はプラスチックレジンタンクを購入したので、金属レジンと比較して何が違うのか、どちらを使えば良いのかをまとめて共有します。

先に結論を解説しておくと、フィルム交換をしないつもりの人、フィルムが傷ついたらタンクごと交換しようと考えている人であればプラスチックレジンタンクで十分です。

ELEGOO プラスチックレジンタンクは価格が安い

まず最も分かりやすい違いは価格。Amazonでは金属レジンタンク、プラスチックレジンタンクともに2個セットで販売されています。

金属レジンタンクは執筆時点で5,699円。

プラスチックレジンタンクは執筆時点で3,699円。

その差1.5倍以上。この差額にもう少し足せば500mlのUVレジンを購入できてしまいます。

プラスチックタンクは何が劣っているのか

金属レジンタンクのほうが高いのであれば、性能差に何かしら違いが出るはず。

まず底面のフィルム貼りは丁寧。金属レジンタンクに引けを感じられません。

サイズ感は当然同じですが、縁の形状に違いがあります。

プラスチックレジンは縁の幅が細く、内側に向かって傾斜がつく形。

タンクに入れたままにしていたレジンを久々に使う時にプラスチックのヘラでレジンをかき混ぜるのですが、プラスチックレジンタンクでこれをやると傾斜のおかげで溢れやすいです。

縁が小さい分タンクの容量が大きいだろうかとも考えたけど、そうだったとしても微々たる差でしょう。

形の違いがこれ程度ならあとは材質の違い。プラスチック性は金属製より形が歪みやすいことはあるでしょう。ただしプラスチックレジンタンクもかなり堅牢で、両手で持って力を入れてもびくともしない硬さです。かなり適当に扱ったり、わざと壊そうとしない限りは問題ないだろうと考えられる程度。

自分でフィルムを張り替えて何年も使うのであればより堅牢な金属レジンを選んでも良いのかもしれませんが、そこまで長期的な目線で考えていないのであればプラスチックで十分だろうと思います。

レジンタンクの入っている箱がでかい

個人的に気になったのは箱の大きさ。比較用にクレジットカードを置いてみました。

アルミニウムとプラスチックのチェックマークがあるので、恐らくどちらも同じ大きさ。

フィルムの傷とプラスチックタンクの歪みはなんとしてでも避ける必要があるので一見過剰に見える包装も理にかなっています。

黒いのはタンクに被せることのできる簡易的なフタ。密閉したりロックできるわけではないので過信は禁物。Amazonレビューを見ると2つのタンクに別々のレジンを入れておいてフタをして保管、使う時にタンクごと取り替えるような使い方をしている人もいる模様。

それにしてもでかいので狭い部屋に住んでいる人は事前に棚を開けておいたほうがいいかもしれない。

【結論】プラスチックレジンタンクで十分

というわけで現状のまとめです。

  • プラスチック製でもかなりの堅牢性
  • フィルムもきれいに貼られている
  • 価格は金属製の65%程度で大きな差

・何年にも渡って自分でフィルムを張り替えながら使いたいなら金属レジンタンク
・それ以外ならプラスチックレジンタンクで十分

毎日のように3Dプリンターを稼働させているわけではないので、当分の間は今回購入したプラスチック性のレジンタンクで運用する予定です。

3Dプリンター本体のレビューは以下。必要に応じて参考にどうぞ。

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