学んでも学んでも沼が深くなるばかりの映像制作ソフト"After Effects"。この記事では、After Effectsの使い方を学習するのに本当に有用なサイトとYoutubeチャンネルを"厳選"して紹介します。
ネット上のAfter Effectsの講座記事や動画もだいぶ増えてきて、どこを使えばいいのかわからないという人も少なくないと思います。そこで、僕が「ここなら間違いない!」と思ったサイトをお世話になっているサイトから厳選して取りあげます。
また、After Effectsは随時アップデートを繰り返しており、それに合わせて操作方法や各機能の名称もどんどん変わっていくので、数年前の情報でも使えなくなってしまうことが多々あります。そこで、更新が過去のバージョンを使った講座で止まっているサイトは除外します。
After Effectsの使い方を学ぶステップ
早速紹介したいのですがその前に、After Effectsの使い方を学ぶとき効率良く学べる手順を僕なりにまとめたので、説明します。既にAfter Effectsの基本操作をマスターしている人は読み飛ばしてください。
画像の通りざっとこんな感じです。まず1.操作のしかたを確認したら、簡単な「シェイプアニメーション」を作ります。「シェイプアニメーション」というのは円や四角などシンプルな図形を画面上で動かすことなんですが、あとでシェイプアニメーションを扱う動画を貼るので言葉だけ知っておいてください。これを2Dで、次にz軸を足して3Dで作れたら、基本的な画面操作は完璧。
その後は自分が作りたいと思った表現をその度に検索して、星の数ほどある機能から、自分が望む機能の解説にたどり着くことの繰り返しになります。After Effectsでできることは本当にたくさんあります。画像参照
テクニックやエフェクトの数は本当にたくさんあるので、「使い方を学ぶ」のではなく、「ボキャブラリを増やす」感覚で取り組むのが正しいです。
ということで、After Effectsの使い方を学ぶとき「After Effectsの全てをマスターする」ことはほぼ不可能なので、とりあえず「3. 3Dシェイプアニメーション」をクリアしたら、映像を制作しながら都度検索して学んでいくのが最も効率がいいでしょう。
記事の最後で 1.から3.までを学ぶのに最適な動画をまとめて紹介します。
After Effectsの使い方を学べるサイトを厳選紹介
基本操作はAfter Effectsソフト内蔵公式チュートリアルで決定
サイト紹介と言いましたが、After Effectsを”はじめて”触る人は、公式チュートリアルを使うのが最適解です。上記の「1.基本操作」はこれだけでクリアできます。
まずソフトを起動して、「学ぶ」を選ぶ(上画像参照)と、基礎的な画面の見方や制作の流れ(素材の配置、アニメーション、エフェクトの追加、書き出し)を一通り操作しながら学べます。画像にある通り、2020年6月時点では6つのチュートリアルを通して学べるようになっているようです。この記事で紹介する機会に私も全て触ってみましたがとても分かりやすかったです。
TORAERA DOUGA【基本を網羅できるサイトその1】
多彩なチュートリアルを動画で公開するYoutubeチャンネル。
主な取り扱いジャンルは
- 2Dシェイプアニメーション
- 3Dシェイプアニメーション
- シンプルで適用しやすいエフェクト
- 一部、他ソフトCINEMA4DやVEGASなどの講座も
何年も前から有名なYoutubeチャンネルで、実際に私はここからAftereffectsを始めました。シェイプアニメーションなど基礎的な講座が多く、初心者はここから入れば間違いないでしょう。
なんと教本も出しているようです。
Action Planet【基本を網羅できるサイトその2】
基本からエフェクトまで幅広く網羅したYoutubeチャンネル。圧倒的コンテンツ量。
主な取り扱いジャンルは
- 2Dシェイプアニメーション
- 3Dシェイプアニメーション
- 外部プラグイン
- もの凄い数のエフェクトを網羅
- VFX
- 簡単なコンポジット
初心者向けの講座も多く、今からAfter Effectsを始めるならこちらも良いでしょう。
基本に限らず、より本格的な講座もかなり充実しています。映像制作のアイデア出しのために動画一覧を眺めるのも有効です。
ここからは、基本(1.~3.)を覚えた上で、After Effectsを扱うためのテクニックやエフェクト活用といったボキャブラリを増やすのに役立つサイトを4つ紹介します。
ダストマンTips
VFXの制作過程を動画で公開するYoutubeチャンネル。
主な取り扱いジャンルは
- 本格的な3Dシェイプアニメーション
- 有名なロゴアニメーションやVFXの再現講座
制作過程のひとつひとつまで見ることができます。かなり本格的でボリューミーです。腰を据えて取り組みたい時にオススメです。ちなみに、私が最近よくお世話になっているのがここになります。
デザログ
記事の冒頭でも言いましたが、After Effectsは随時アップデートを繰り返しており、それに合わせて操作方法や各機能の名称もどんどん変わっていきます。このブログでは、そんなAfter Effectsのアップデートで変わった操作や、新たに加わった機能の紹介をしています。便利。
主な取り扱いは
- アップデートで加わった機能の解説
- アップデートで変わった機能の解説
バカ・アフター
かなりハイレベルな映像をプロジェクトファイルをDLして学習できます。
主な取り扱いは
- 本格的な3Dモーショングラフィックのプロジェクトファイル配布
講座や解説ではなく、ファイルを見て自分で分解・整理しつつ理解する流れで学習します。プロジェクトファイルを無料で公開してくれる所はなかなか貴重です。
ファイルの中身を見ても、そこで使われているエフェクト、機能の働きを理解していないと意味がないので、ある程度エフェクトの使い方のボキャブラリが増えてきた中級者以上向けです。もちろんその場その場で調べるのもアリですが。
コンポジゴク
映像合成の情報やテクニック。
主な取り扱いは
- 本格的な3Dモーショングラフィックのプロジェクトファイル配布
素材を違和感なく1つの映像に合成することを一般に「コンポジット」といいます。
講座で成果物を作るようなものではなく、情報をインプットすることが中心。中級者以上向け。
After Effects は多分最も表現の幅が広がるソフト
AfterEffectsの使い方を学べるサイトを厳選して紹介しました。After Effectsnの使い方を紹介するサイトは紹介した以外にもたくさんあるのですが、その中でも今回紹介したものは分かりやすさ抜群だと思います。
自分も映像作んなきゃな〜〜。作るぞ〜〜〜!!!