Illustrator(ベクター) デザインの独学

【2021年】Illustratorを無料で使いたい。オススメできる代替ソフト1選【結論:GravitDesigner】

  • Illustratorの代わりになる無料ソフトを紹介・比較します。
  • Illustratorの代わりになる最も優秀な無料ソフトを決めます。

IllustratorはAdobe社が開発するベクター描画ソフト。非常に汎用性が高く、デザインの場では必要不可欠。広告やロゴ、正直日常生活でも活用できます。

しかしそのネックはお値段。Illustrator単体で月額2,480円(学生なら980円)します。軽く焼肉に行ける金額です。この出費、抑えられるものなら抑えたいですよね・・・。焼肉食べたい。

Illustratorのプラン・価格をチェック

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Illustratorの代わりになるソフトはないのかな?

ということで、Illustratorの代わりにタダで使えるソフトを調査&一通り実際にダウンロードして試してみました

まず実際に試したソフト全てのいいところ悪いところをまとめた上で、オススメできるソフトをひとつに絞り込みます。

先に結論をいうと、GravitDesignerがオススメです

異論は受け付けます!お気軽にTwitterへリプライしていただけたらと思います。

紹介に入る前に、Illustratorやベクター描画のソフトに明るくない初心者の方へひとつだけ。初心者にはIllustratorの代替になる無料ソフトより、お金を払ってでも本家Illustratorを使うことをオススメしたいです。理由は、Illustratorを使ったほうが将来的には安く済ませることができるから。詳しいことは以下の記事にまとめています

Illustratorを始めたいと考えている初心者が無料・格安の代替ソフトを使うべきでないシンプルな理由

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【2021年】Photoshopを無料で使いたい。オススメできる代替ソフト1選【結論:Photopea】

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  • 更新履歴
  • 2020年7月 記事の公開
  • 2021年7月 各ソフトのアップデート状況のチェック・再調査

無料で使えるIllustratorの類似ソフト

Illustratorと類似したソフトは無料のものでも多数出ています。オープンソースの「Inkscape」、無料ソフト「Vectr」など。無料ではないですが買い切りソフトの「Affinity Designer」は代替ソフトとして割と有名かもしれません。

今回は無料ソフトに限定して、以下の3つを対象にします。

  • Inkscape
  • Vectr
  • GravitDesigner(無償版)

他にもいくつか類似のソフトはあるのですが、極端に情報が少なくてトラブルシューティングに手こずったり、単純につかいずらかったりと問題があったので除外しています。Illustratorの代替えとして時々「CLIP STUDIO」をオススメする人がいますが、やめておきましょう。このソフトで使えるベクター描画機能はあくまで補助的な機能です。

僕が使ったのは全てMac版ですが、Windows版もあるのでご安心を!

単純に多機能なのは『Inkscape』

InkscapeはIllustratorとの代替えソフトとして一番最初に名前のあがるほど有名なオープンソースソフトです。無料ソフトの中でやれる機能の多さは最多。オープンソースだからできる、普通の無料ソフトではあり得ないような高機能ソフトです。

スペルミス💢

その代わり挙動は重く、操作方法とUIは独特。Illustratorそれなりに扱っている僕がInkscapeを初めて触ったときはちょっと戸惑いました。Inkscape側もIllustratorと操作感が異なることは認識しているようで、Inkscape側の言い分としては「そもそもIllustratorの操作感がベストだとは限らないでしょ」ということ。これは一理ある。

次に、Illustrator(.ai)のファイルについて。僕が試した範囲では、.aiのファイルをInkscapeで読み込むことはできませんでした。 2021年1月追記:読み込めました!すごい!ただし、位置ずれが起きており、完璧な形ではありません。それでも復旧は手作業でできるので工数は増えてしまうものの、無料ソフトで扱えるのはありがたい。

無料ソフトの中ではユーザー数が多いソフトなので、ネット上に転がっている講座や情報は他の無料ソフトと比較して多い傾向にあります。初心者であればネットからいかに情報を得られるかがソフトを効率的に学習する為に重要な部分。この点はInkscaeの大きな利点と言えます。

Inkscapeまとめ

  • Mac/Win両対応
  • 無料ソフトの中で最も多機能
  • .ai形式のファイルの読み込みはできるが、位置ずれの不具合を確認
  • CMYKに非対応なので、印刷物に利用できません。(外部で変換はできる)
  • 重い挙動
  • 独特な操作感

Inkscape公式サイトをチェック・ダウンロード

ブラウザで扱える『Vectr』

ブラウザの画面上で制作できるVectrですが、Illustratorの代替としては全く機能しません。できることがかなり少なく、パスの変形も思うように扱えないことが理由に挙げられます。今後のアップデートに期待です。

  • Illustratorの代替としては機能しない

Vectr公式サイトをチェック

安っぽさがない『GravitDesigner』

GavitDesignerは有償版、無償版それぞれの用意があるソフトです。有償版でしかできないことは、CMYK(印刷物を扱うこと)と、高解像度でのPDF出力、カラースウォッチなど作業効率化を測れる機能がいくつかといった感じ。

使用感は他に紹介した2つと比較して本家Illustratorにかなり近いです。アイコンの場所や機能名、仕組みなど。

無償版で制限されている要素の中でも目につくのはせいぜい「CMYK非対応」「カラースウォッチ非対応」程度でしょうか。ただし、印刷物を作るためにほぼ必須であるCMYKに非対応なので印刷物を作りたいなら他のソフトを探す必要があります。

.ai形式のファイルを読み込んでみたところ、レイヤー情報は消えて全てが1つのレイヤーに重なった状態で表示されました。今回紹介した3つの中に.aiファイルを完全体として読み込めるものは無かったことになりますが、GravitDesignerはその中で最も完全体に近い形での読み込みが可能です。

無料ソフトの中ではこれが圧倒的に使いやすく感じます。

  • Mac/Win両対応
  • 無償版でもそれなりに扱える
  • 有償版に切り替えるとCMYK(印刷物)や高解像度に対応するほか、カラースウォッチ等作業効率化機能が開放
  • .ai形式のファイルは読み込める。ただしレイヤー情報は消える
  • Illustratorに割と近い操作感

GravitDesigner公式サイトをチェック・ダウンロード

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【結論】無料ソフトを使うならGravitDesignerをオススメします

以上、僕がおすすめするのは「GravitDesigner」ほぼ一択です。

確認したい大前提「"Illustrator"こそ最強で、お金さえ出せるのであればみんなIllustratorを選ぶ」

前提として1つ確認させてください。

お金のことを考えなくていいのであればみんなIllustratorを選びますよね?

最終的には無料ソフトでは物足りなくなってIllustratorを使うことになるかもしれません。

将来お金に困らなくなる時がきたらきっとIllustratorに戻るでしょう。

結局何が言いたいのかというと、Illustratorとの互換性や類似性は高いに越したものはないということ。無料ソフトを使った後にIllustratorを乗り換えようと思って実際に触ってみたら、今まで使っていた無料ソフトとは勝手が全く違くて萎えてしまった、なんて事態になる自信があります。僕なら萎えます。ぴえんします。

特に仕事で本格的に使うとなればイラストレーター用のファイル形式である.aiでやりとりをすることがほとんどでしょう。

これを踏まえて話を進めます。

使用感が最もIllustratorに近い

GravitDesignerは使用感がIllustratorに近いので、Illustrator経験者ならスムーズに使い始めることができます(自分談)。逆にGravitDesignerから始めた人は、将来、簡単にIllustratorに乗り換えられるでしょう。

これに比べて・・・Illustratorの機能「ダイレクト選択ツール」はソフトの中でも基礎的な機能ですが、「Vectr」にはこれに相当する機能がありません。また、「Incscape」は多機能である一方、ソフト全体を通して独特な操作感です。

ついでにGravitDesignerであれば.ai形式のファイルを(他ソフトと比較して安定した形で)開けます。ネット上には.ai形式で配布されているサンプルや講座の素材がたくさん転がっていたりするので絶対に便利です。ただし、前述したようにIllustratorを使った時と全く同じように開けるわけではなく、レイヤー情報は消えてしまいました。複雑な中身の.aiファイルは扱いにくくなると考えましょう。

たった1つの問題点「印刷物に使えない」

この手のソフトには色の形式が2つあります。画面上で使う「RGB」と印刷物で使う「CMYK」です。

GravitDesignerのCMYKは有償版のみの対応なので、無償版では印刷物に使うことができません。そもそも他の無料ソフトもCMYKには非対応です。個人的には、有償版さえ買えば同じソフトでCMYKを使えるということなので、「印刷もしたい!」と思ったときに他のソフトを探さなくてもお金を出すだけで扱えるようになる点は柔軟で良いところだと思います。(それならIllustrator買っても良い気はするけど

でも大体一通りこなせる

GravitDesignerなら大体こなせる。大体。

ここまでにも説明しましたが、有償版との違いはCMYK対応、一部高解像度形式、一部機能の有無。逆に考えれば大体全部使えるじゃん!!印刷物作りたい人はもうイラレ買っちゃいませんか?

最後にまとめ!

  • GravitDesignerがオススメ。
  • ただし、印刷物向けの形式「CMYK」には他の無料ソフト含め非対応。
  • 印刷物を作りたいなら諦めてイラレを買うのがオススメ。

単純にIllustratorを45%引きで安く使う選択肢

できることならならIllustratorを使いたいし、もっと安ければ検討するけど、Adobeのサブスクに月6000円以上はさすがに出せない・・・

というのであれば、Illustratorを含めたAdobeソフトをおよそ45%引きで購入できる方法を見つけたので以下の記事で紹介しています。Adobe公式サイトで申し込むよりはほんの少しだけ手間かもしれませんが、「何度も繰り返し購入可能」「Adobe公認」「3万円以上得」とメリットまみれなので一度検討してみてください。

【格安】Adobeソフトを誰でも簡単に45%引きで購入する方法!【年間3万円以上節約】

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Youtubeに「はじめてイラレを触った人が簡単なロゴを作れるようになる」までをサポートした講座動画をアップしました。是非活用してみてください。

Photoshopの代替になる無料ソフトについても調査したのでぜひ参考にしてください。Photohopの類似ソフトはIllustratorの類似ソフトより数が多いのでなかなか難航しましたが、ひとまずまとめることができました。

【2021年】Photoshopを無料で使いたい。オススメできる代替ソフト1選【結論:Photopea】

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【番外編】iPadユーザーなら『Vectornator X』を試してみるのもいいかも

iPadユーザーであればベクター描画ができるアプリ『Vectornator X』があります。とんでもなく高機能。本当に無料でいいんでしょうか。ちなみにIllustratorとも連携可能です。

このアプリは僕も活用していく予定です。

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