ドスパラのゲーミングPC「ガレリア(GALLERIA)」を使っていてそのうち不足してくるのがストレージ容量。
この記事では、筆者が実際にデスクトップガレリアのSSDを増設した経験を元に、ガレリアで増設するSSDの選び方から取り付け方法までを丸ごと解説します。
パーツを交換するとガレリアの保証は受けられなくなります。もし問題が起きた場合、元々のパーツ構成に戻すことで対応してもらえる場合もあるので、交換後も保証期間終了までは保管しておくことをおすすめします。
SSD増設は難易度こそ高くない部類の作業ですが、時に故障する危険もあります。必ず自己責任で作業してください。
ガレリアのメモリ増設・CPU換装はこちら
ガレリアで使うSSDの選ぶときに確認すべき6つの規格
ガレリアで使うSSDを選ぼうとする皆さんにまず1つ朗報です。
今売られている主要なSSDなら、PCに組み込めさえすればだいたいどれを買ってもとりあえず機能はしてくれます。
しかし、SSDには以下のような規格・種類があり、SSDの性能を活かすにはいくつか確認しなければならないことがあります。
- SSDの規格(当記事で順番に解説)
- 規格:M.2と2.5インチ
- インターフェイス:PCI-Express Gen5とGen4とGen3
- インターフェイスのレーン数:x2, x4
- インターフェイスの規格:NVMeとSATA
- サイズ:M.2 type2280, type2260, type2242
- 差し込み口の形:M-Key, E-Key, B&M-Key
たくさんの項目があって面倒そうですが、ひとつひとつを見ていくとそこまで難しくないので大丈夫です。
この記事でガレリアでのSSD増設するにあたって必要なレベルの情報に絞って順番に解説していきます。
1. まずは2種類のSSD規格「M.2」「2.5インチ(SATA)」を知ろう
ガレリアに内蔵するSSDには、見た目も性能も違う2種類「M.2」と「2.5インチ(SATA)」があります。それぞれ搭載する場所が違うので、自分のガレリアに搭載できるスペースがあるかどうかに合わせてどちらかを選びます。
M.2 | 2.5インチ(SATA) | |
---|---|---|
搭載する場所 | マザーボードに直接挿す | SATA接続(HDDと同じ方式) |
性能 | 高い | M.2より低い(日常使いでは十分) |
価格 | 同じくらい | 同じくらい |
M.2と2.5インチは価格が同じくらいであるにも関わらず、M.2の方が性能が高くなっています。よって、自分のガレリアのマザーボードにM.2を挿せる場所があるならM.2、無いなら2.5インチを選べば問題ありません。
ちなみに、2.5インチしか使えないと分かった場合も心配する必要はありません。2.5インチはM.2と比較して性能が劣るものの、一般的な用途やゲームでは十分に活躍する性能です。
mSATAという規格もあるのですが、デスクトップマシンではほとんど使われなくなったものなので考えなくて大丈夫です。
自分のガレリアに搭載できるSSDの調べ方
ここまでの情報を踏まえて、自分のガレリアに搭載できるSSDが「M.2」か「2.5インチ(SATA)」かを確認します。同時にSSD選びに必要な情報も確認していきます。
ガレリアに搭載できるSSDを確認するには、ガレリアに搭載されているマザーボードの仕様を知る必要があります。しかし、普通に検索してもガレリアのマザーボードの詳細を知ることはできません。最近のガレリアは特注品のマザーボードを採用していることが原因です。
そこで、ガレリアのマザーボードの詳細を次の方法で調べます。
ガレリアのマザーボードの仕様の調べ方
ここ最近に発売されたガレリアなら、ドスパラ公式サイトで購入したモデル(型番)の製品ページを確認するだけで簡単に確認できます。
古いモデルについては製品ページがWebサイトから取り下げられたことで確認できない場合があります。この場合の対応については後述します。
購入したモデル(型番)は、ガレリア本体の側面に記載された型番や、ドスパラの購入履歴から確認できます。
例①「GALLERIA XA7C-R47T」の場合
例えば、「GALLERIA XA7C-R47T」という製品であればマザーボードの欄に以下のように記載されています。
インテル B760 チップセット ATXマザーボード
https://www.dospara.co.jp/TC30/MC13674.html
拡張スロット:PCIe 4.0 x16 ×1 / PCIe 3.0 x16 ×1 / PCIe x1 ×2 / M.2 Key-E for WiFi ×1
メモリ:DDR4対応メモリスロット ×4(最大128GB)
ストレージ:SATA 6GB ×4 / M.2 slot ×3 (PCIe 4.0 x4 ×2、PCIe 4.0 x2 ×1)
今回の場合は
"SATA 6GB ×4 / M.2 slot ×3 (PCIe 4.0 x4 ×2、PCIe 4.0 x2 ×1)"
という記載があるので、SATAなら4つ、M.2なら3つ搭載できることが分かります。
「PCIe 4.0 x4」「PCIe 4.0 x2」はSSD選びに必要な情報です。後で解説します。
例2「GALLERIA XA7R-R37」の場合
もうひとつ例を挙げましょう。筆者が利用している「GALLERIA XA7R-R37」であれば以下のように記載されていました。
ASRock B550 TW (AMD B550チップセットATXマザーボード)
(記事執筆時点で現在製品ページ非公開)
PCI-E x16 Gen4.0 x1, PCI-E x4 ×1, PCI-E x1 x2 / メモリスロット x4(最大128GB) /SATA3 x6 / M.2 Key-M x2(Gen4x4 ×1 , Gen3x2 ×1)/M.2 Key-E×1
※M.2_3 ソケットとSATA3_5/6 ポートは排他利用となり、同時に使用はできません。
この場合は
"SATA3 x6 /M.2 Key-M x2(Gen4x4 ×1 , Gen3x2 ×1)/M.2 Key-E×1"
という記載があるので、SATAなら6つ、M.2なら3つ搭載できそうに見えます。
「Gen4x4」「Gen3x2」「Key-M」「Key-E」はSSD選びに必要な情報です。後で解説します。
また、"※M.2_3 ソケットとSATA3_5/6 ポートは排他利用となり、同時に使用はできません" との説明があるので、「3つあるM.2のうち3番目のソケット(M.2_3)」と「6つあるSATAのうち5番目&6番目のポート(SATA_5/6)」は同時に使えないことがわかります。
SSDを挿せる場所を確認する
マザーボードの仕様を確認できたら、次は実際にSSDを挿す場所を確認して空きがあるかを確認します。
実際にガレリアの内部を見てソケットの配置を確認してみると、画像のように配置されていることが分かります。(画像のマザーボードの品番はB550 TWです)
ちなみに、ポート(ソケット)の場所と番号はマザーボード上の印刷で確認することができます。以下画像はM.2_3の例です。
次の章では、マザーボードの仕様表に書かれた「Gen4」や「Key_E」などの規格の見方を解説します。
上の方法で調べても製品ページが出てこない場合(古いガレリアの場合)
発売から年数がたったモデルは、製品ページがWebサイトから取り下げられて見られない場合があります。この場合はマザーボードの型番からマニュアルを参照する必要があります。
まずは以下2つの方法でマザーボードの型番を確認しましょう。
①ガレリア背面のシリアルをこのページで入力する
ガレリアの背面にある11ケタ(XXXXXX-XXXXX)または10ケタ(XXXXX-XXXXX)のシリアルをガレリア公式サイトの「構成・保証内容の確認」で入力すると、マザーボードの型番を確認できます。
②PCの構成をまとめて確認できるフリーソフト「CPU-Z」を使う
「CPU-Z」というフリーソフト使えばPCの構成を簡単に確認してしまいます。CPU-Zで検索すれば英語公式ページや窓の社から簡単にダウンロードできます。
CPU-Zをダウンロードして開いたら以下画像の手順で規格を確認します。
ガレリアに搭載されているマザーボードのモデル名がわかったら、マザーボードのマニュアルを探しに行きましょう。
まず、「【モデル名】PC 用ドライバー」で検索してみてください。すると、ドスパラ公式サイトで「【モデル名】搭載 サードウェーブ製 PC 用ドライバー、USB 問題修正〜」といったQ&Aページが出てくると思います。
このページの下部からダウンロードできるマニュアルを解読して、SATAとM.2がいくつ使えるか、またどのような規格になっているかを確認してください。
マニュアルを読むのが難しければ、自分のガレリアと同じモデルのレビューをしているブログ記事など探してみるのもありです。もしかしたらマザーボードの仕様を記載しているかたもいらっしゃるかもしれません。
SSDの規格を解説
M.2の仕様として記載されていた「Gen4x4」「Key-M」などの意味を解説します。これらはSSD選びに重要な要素になります。
- SSDの規格(順番に解説)
- 【上で説明済】規格:M.2と2.5インチ
- インターフェイス:PCI-Express Gen5とGen4とGen3
- インターフェイスのレーン数:x2, x4
- インターフェイスの規格:NVMeとSATA
- サイズ:M.2 type2280, type2260, type2242
- 差し込み口の形:M-Key, E-Key, B&M-Key
2.【重要】M.2 SSDを接続する規格「PCI-Express」には「Gen5, Gen4, Gen3」がある
M.2 SSDをガレリアのマザーボードに挿す場所の規格を「PCI-Express(PCIe)」と呼びます。
「PCI-Express」は時代とともに進化した歴史があり、現在では「Gen3(第3世代)」〜「Gen5(第5世代)」が主流です。世代によって速度は異なり、SSDのスペックによっても大きく前後するものの目安としては以下のような数値になります。
PCI-Expressの世代 | 速度の目安(レーン数x4) |
---|---|
PCI-Express(PCIe) Gen3 | 1,000~3,000MB/秒 |
PCI-Express(PCIe) Gen4 | 2,000~7,000MB/秒 |
PCI-Express(PCIe) Gen5 | ~12,000MB/秒 |
PCI-Express Gen3のガレリアにPCI-Express Gen4のSSDを使っても、結果はPCI-Express Gen3とほとんど同じ数値になってしまいます。
なので、自分のガレリアがどの世代のPCI-Expressなのかを調べ、それに合ったSSDを選ぶ必要があります。
PCIeに後方互換性はあります。例えば、Gen3に対応したマザーボードが乗ったガレリアにGen4のSSDを乗せて動作させること自体は可能です。ただし、速度は遅い世代(Gen3)に合わせられます。
3. 【重要】「PCI-Express」には世代の他に「レーン数」の違いもある
「PCIe 4.0 x4」や「Gen3 x2」に含まれる「x4」「x2」はレーン数を示します。簡単に説明すると、この数字が大きいほど高い速度に対応します。
多くのSSDは「x4」を前提に作られているので、例えば「Gen4 x4」の差し込み口に「Gen4」のSSDを挿せば性能をフル活用できます。一方、「Gen3 x2」の差し込み口に「Gen3」のSSDを挿すと、単純計算で半分の速度になります。
ガレリア側に搭載されたM.2の差し込み口が「x2」の場合、これを「x4」に変えることはできません。ですので、普通よりも速度が落ちることを承知したうえでSSDを増設するしかありません。
4. 【簡単】M.2 SSDの接続方法には速い「NVMe」と遅い「SATA3.0」がある
M.2 SSDのような接続口でも「SATA」形式だったものが昔はありました。これに対して新しい接続方法には「NVMe」形式があります。
2017年以降に販売されたPCの多くはNVMeに対応しており、現在売られているPCI-Express Gen3以降のM.2 SSDもほとんどがNVMeなので、基本的には考えなくても問題ありません。
もしマザーボードがM.2 SATA3.0にしか対応していない場合は、間違えてNVMeのSSDを購入しないよう注意しましょう。
5. 【簡単】M.2の主なサイズは「type2280, type2260, type2242」の3種類
M.2 SSDにはいくつかのサイズがあり、type2280, type2260, type2242などに分けられています。
しかし、ガレリア含むデスクトップPCで使われているM.2 SSDのほとんどは「type2280」で、流通しているものもほとんどが「type2280」なので、基本的には考えなくても問題ありません。
6. 【簡単】差し込み口の主な形は「M-Key, E-Key, B&M-Key」の3種類
M.2の差込口の形状には以下画像のように、主に3つの種類があります。PC側とSSD側で別の形状のものを選んでしまうと挿すことができません。
SSDで使われている形は多くがM-Keyで、E-Keyは主に無線カードに向けのものです。
現在流通しているM.2 SSDはほとんどがM-Keyのもので、ガレリアで使えるものも多くがM-Keyとなっています。これが前提でマザーボードの説明やM.2 SSD製品の説明にM-Keyの記載が省略されている場合もあります。
- 差し込み口の形は「M-Key, E-Key, B&M-Key」の3種類
- ガレリアに挿せるM.2 SSDはほとんどがM-Key
- 現在売られているM.2 SSDはほとんどがM-Key
- →だからあまり気にしなくても大丈夫
- ちなみにE-Keyは無線カード向けであることが多い
自分のガレリア本体を見て、増設できるSSDを絞り込む
ここまでの情報を踏まえて増設するSSDを選んでいきます。
では、上述した【自分のガレリアに搭載できるSSDの調べ方】の項目で確認したマザーボードの仕様表をもう一度確認します。筆者が利用している「GALLERIA XA7R-R37」であればマザーボードの仕様表に以下のように記載されていました。
ASRock B550 TW (AMD B550チップセットATXマザーボード)
(執筆時点で現在製品ページ非公開)
PCI-E x16 Gen4.0 x1, PCI-E x4 ×1, PCI-E x1 x2 / メモリスロット x4(最大128GB) /SATA3 x6 / M.2 Key-M x2(Gen4x4 ×1 , Gen3x2 ×1)/M.2 Key-E×1
※M.2_3 ソケットとSATA3_5/6 ポートは排他利用となり、同時に使用はできません。
この場合は"SATA3 x6 /M.2 Key-M x2(Gen4x4 ×1 , Gen3x2 ×1)/M.2 Key-E×1" という記載があるので、M.2なら3つ搭載できそうに見えます。
しかし、実際に本体を見てみるとM.2_1には最初からSSDが刺さっており、Key-E仕様のM.2_2は無線カード向けの場所です。よって、増設できる場所はM.2_3だと分かります。
これで、今回はM.2の3番ソケットに増設するPCIe Gen3以降のM.2 SSDを探せば良いのだと分かりました。
今回の場合、"※M.2_3 ソケットとSATA3_5/6 ポートは排他利用となり、同時に使用はできません" との説明があるので、「6つあるSATAのうち5番目&6番目のポート(SATA_5/6)」を空けておくようにします。
SSDの選びかた
SSD選びの中でも特にM.2 SSD選びは難しいものとされています。PCIeのGen3, 4, 5以外にも、SSDの性能を変えてしまう要素がいくつかあるからです。
M.2 SSDは3つのパーツで構成され、小さなPCのようになっている
まずはM.2 SSDの中身を簡単に解説します。
M.2 SSDは「コントローラ」「DRAMキャッシュ」「NANDメモリ」の3つから構成されています。それぞれがPC本体とやり取りするための「CPU」「メモリ」「ストレージ」のような役割をしていて、小さなPCのようになっています。
コントローラ PCでいう「CPU」部分 | SSDの司令塔 製品によって性能が違う |
DRAMキャッシュ PCでいう「メモリ」部分 | より高速にデータをやりとりするための部分 製品によって容量や性能が違うほか、製品によっては搭載されていないこともある |
NANDメモリ PCでいう「ストレージ」部分 | データを保存する部分 「MLC, TLC, 3D TLC, 3D QLC」といった形式がある(後に解説) |
これらの機能が、M.2 SSDの性能に大きく関わります。
【NANDメモリ】にはMLC, TLC, 3D TLC, 3D QLCなどの種類があるけど「3DTLC」を選べば大丈夫
NANDメモリ(ストレージ部分)には、データ詰め込み方によっていくつかの種類に分かれており、これらのことを「マルチレベルセル」と呼んでいるのですが覚えなくても大丈夫。
これは簡単に言うと「同じ面積にぎゅうぎゅうにデータを詰め込んで保存できる容量をもっと増やそうぜ!」というものです。また、データを重ねて容量を増やそうとする考え方もあります。
これらは詰め込み度合いによって「SLC、MLC、TLC、QLC、PLC」などと呼ばれています。また、データを重ねるものには頭に「3D」が付いています。
SLC | MLC | TLC | 3D TLC | 3D QLC | |
---|---|---|---|---|---|
シングル | 2倍(マルチ) | 3倍(トリプル) | 3倍&多層 | 4倍&多層 | |
寿命 | ◯とても長い | ◯長い | ◯普通 | ◯普通 | ×短い |
速度 | ◯とてつもなく速い | ◯とても速い | ◯速い | ◯速い | △書き込みは苦手 |
価格 | ×とても高い | ×高い | ◯安い | ◯安い | ×少し安い |
おすすめ | オススメ |
たくさんの情報を詰め込むと寿命が縮まったり速度が落ちたりするなどといったデメリットもあり、現時点では3D TLCが最も現実的な選択肢となっています。
流通している製品のほとんどはバランスの取れた「3D TLC」なので、基本的にはこれを選んでおけば間違いありません。
【DRAMキャッシュとコントローラ】は、外から見て分かる指標がない
M.2 SSD選びにおいて面倒なのはDRAMキャッシュ(メモリ部分)とコントローラ(CPU部分)にあります。
なぜなら、DRAMキャッシュ(メモリ部分)とコントローラ(CPU部分)はSSD性能に関わる重要な部分であるのも関わらず、これらの性能を示す分かりやすい規格や指標が無いのです。
これが原因で、同じ容量・同じ規格を持つM.2 SSDなのにメーカーやブランドによって実測値が大きく異なることがあるわけです。
この問題に対処するには、有名な実績あるメーカーの人気製品を買うしかありません。
ガレリアのSSD増設におすすめの製品
以上の情報を踏まえて、オススメのSSDを紹介します。
【M.2 Gen4ならまずこれ】性能・価格ともに大多数の人が満足できる高コスパモデル
M.2 SSDで使用者が多く信頼を得ているのがウエスタンデジタルです。500GB、1TB、2TBの3種類が用意されていますが、500GBは少し性能が落ちる設計となっているので1TBか2TBがおすすめです。筆者はこの2TBモデルを購入して使っています。
この価格帯とは思えないほど読み込み/書き込みはかなり高速。本来ならもうワンランク上のグレードに鎮座すべきスペックです。
DRAMキャッシュが搭載されていないため、一度に大量の書き込みをすると途中から速度が落ちます。しかし、日常的に数百GB単位の書き込みを行うようなクリエイターでもない限り、影響を感じないでしょう。
ミドルグレードの「Blue」とハイグレードの「Black」が用意されています。しかし、Blueに新型のSN580が登場したことで両者の性能差はかなり小さくなっています。価格差もほとんど無いため、安い方を選んで問題ありません。
1TB
2TB
Gen4対応ならとりあえずこれを買っとけ!というくらい万能なモデルです。
【Gen3ならまずこれ】性能・価格ともに大多数の人が満足できる高コスパGen3モデル & Gen4を探していたけど予算がない場合にも活躍
PCIe Gen3ならキオクシアのスタンダードモデルがおすすめです。キオクシアは旧東芝の後継メーカーで、国産のNAND(ストレージ)を使っていることも特徴的。
価格、性能、信頼度ともにバランスの取れた高コスパなモデルです。
また、「Gen4に対応したガレリアを持っているけどGen4 M.2は高くて手を出せない」という方の選択肢としてもおすすめです。PCIe Gen4対応SSDと比べると速度は落ちますが、それでも一般的なYouTube動画編集やゲームには十分な速度を出してくれます。
1TB
2TB
【SATA 2.5インチならまずこれ】SATA SSDならWESTERN DIGITALとcrucialの2強
SATA 2.5インチのSSDで多く流通していて信頼されているメーカーは、WESTERN DIGITALとcrucialです。
2.5インチ SSDは、様々な無名〜中堅メーカーがこれより安価なモデルを多数販売されています。しかしこれらは耐久性に疑問の声がつくことが多く、あまりオススメできない状況です。
WESTERN DIGITAL 250~4000GB
crucial 250~4000GB
SSD本体の他に必要なもの
SSD本体の他にも取り付けに必要なパーツがいくつかあるので、一緒に買い揃えておきましょう
M.2 SSDの取り付けには専用のネジが必要
M.2 SSDは取り付ける際にはガレリアのマザーボードに固定するためのネジが必要です。
ネジはガレリアの購入時に付属する場合があるので、その場合は手元にあるものを使えば問題ありません。付属しなかった場合や紛失してしまった場合は一緒に揃えておきましょう。
PCパーツメーカーの製品なら安心です
ノーブランドの安物でも機能はしてくれます(筆者はこちらを使っています)
SATA 2.5インチSSDの取り付けにはケーブルが必要
2.5インチSSDの取り付けにはガレリアのマザーボードとSSDを繋ぐためのケーブルが必要です。
M.2 SSDを酷使する予定があるならヒートシンクも検討
M.2 SSDはまとまった時間連続して酷使すると熱がこもり、性能低下の原因になることがあります。ゲームや普通の用途ではまず大丈夫ですが、ガチガチに使い込む予定のあるクリエイターさんは検討したほうが良いかもしれません。
SSDの熱管理はCPUやグラフィックボードほとシビアなものでは無いので、価格やデザインで選択しても問題ありません。
M.2 SSDの増設作業
SSDが届いたら早速の増設です。今回はM.2の増設について解説します。
1. 電源を切ってコンセントを抜く
作業に入る前に必ず電源を切ってコンセントを抜き、数分待ちましょう。静電気が時にPCパーツの故障の原因になることもあります。
2. SSDを取り付け、ネジを閉める
M.2のSSDは3ステップで簡単に取り付けられます。
- スペーサーネジ(頭の大きなネジ)を取り付ける
- 横から滑らせるようにしてSSDを差し込む
- ネジ止めする
3. 電源を入れてフォーマットする
SSDは取り付けたら最後にフォーマットして使える状態にしましょう。(Win10の場合)
- スタートボタン(旗マーク)を右クリックして「ディスクを管理」を選択
- 新たに挿した未割り当てのSSDを選択して「新しいシンプルボリューム」を選択してウィザードを起動
- ウィザードに従って操作を進める
フォーマットが終わったらSSD認識されているか確認して作業完了です!
当ブログでメモリ増設脳方法についても解説しておりますのでご参考にどうぞ