Illustrator、Photoshop、AfterEffects、DreamweaverにPremiereProなど、クリエイティブ分野・デザイン分野で仕事をするには必須の有名なAdobe社のソフトたちです。ただネックとなるのがその値段設定です。
これらのソフトはAdobeが販売する「Creative Cloud コンプリートプラン」というサブスクに加入して使うのが一般的です。しかしその価格は1年で税込み86,880 円と決して安くはありません。
類似した無料ソフトや安価なソフトを使うと、今度はネット上にチュートリアルやHow to系、トラブルシューティングの情報が少なかったり、そもそもサポートの心配で仕事に使うには不安なんですよね。
どうにかしてAdobeソフトを安く使う方法が無いだろうかと探したところ、条件無しで誰でも安くAdobe Creative Cloudを使える方法を見つけたので、ここで共有します。
もちろん
「誰でも使える」(学生でも新規でもなくてOK)
「縛り条件なし」
「再購入可能」
です。
【13歳以上の学生さん】は今回紹介する購入方法よりも普通に学割を購入したほうが安上がりになります。今回紹介する手法は学割を利用できる学生さん以外の方にとって最も安価になる情報です。学割はAdobe公式サイトやAmazonの販売ページから購入できます。
【結論】Adobe公認の通信講座に申し込むと一緒についてくるAdobe Creative Cloudを利用する
先に結論です。デジタルハリウッドが展開している通信講座「Adobeマスター講座」を申し込むと1年分のAdobe Creative Cloudが一緒についてきます。これに申し込んだら講座を受けずにAdobe Creative Cloudだけ使えばOK。この講座料金は「39,980円」。この価格が普通にAdobe Creative Cloudを申し込むより安い差額分が得になるという考え方。金額にして年間3万円以上得できる計算です。
・何か落とし穴はないのだろうか
・その使い方ってグレーじゃないの?
・商用利用って大丈夫?
・講座は受けるつもりは無いんだけど?
結論だけ見るとこのように不安要素たっぷりなので、自分が不安に思う点や多くの人が不安に思うだろう点を可能な限りピックアップして調べてきました。以下にまとめます。
Adobe Creative Cloudが年間36,346円(税込39,980円)で使える
前提として、どれだけ安いのか確認するために価格の比較をしておきます。Amazon価格やセール価格も一緒に調べました。執筆時点の情報になります。
【Adobeマスター講座】の料金は年間36,346円(税込39,980円)なので、この価格がそのままAdobeソフトを利用する料金になります。
【Adobe Creative Cloudを公式サイトから普通に契約】すると年間税込み86,880円。講座と比較するとおよそ54%ほど差が出る計算になります。
【Amazonでの価格(2024年8月)】は78,192円。数ヶ月ごとに行われるセール期間中に購入してもせいぜい5万円前後までの値下げなので、講座価格の方がおよそ1万円くらい得。今回紹介している購入方法であればセールのタイミングを計らなくても常に最低価格です。
期間の限られるセールを含めてもAdobeマスター講座の方が安い。しかもAdobeソフトだけでなく講座も使うことができる。これって採算取れるの?
スクールを銘打っているが講義の受講は任意。課題もなし。
通信講座であれば講座の出席や課題の提出が必要なのではないかと想像できるところですが、実際はそんなことありません。
講座の受講は任意。もちろん課題も強制されない任意提出。一応提出したら添削はしてくれるけど。ただ単純に受講料を払ったら普通にCreative Cloudを契約するのと同じように、Adobeソフトをただ単純に使うことができます。
むしろ初心者の方であれば講座も利用できてお得くらいの感覚。
商用利用も問題なし
この講座でもらえるライセンスは学生・教職員向けライセンスになりますが、商用利用は全く問題ありません。(そもそも学生・教職員向けライセンスはもともと商用利用可能です。昔はアウトだった時代もありましたね。)
Adobe公認なのでとりあえず安心
都合が良すぎるので、実は何か仕組みの穴を突いたグレーなサービスなのではないかと不安に思えたのですが、Adobeの公式サイトから講座を提供するデジタルハリウッドはAdobeが認定するパートナープログラムに参加していることが確認できました。
このプログラムに参加する学校は販売実績をAdobeに月次報告する義務があるようなので、大昔に得たパートナー認定をずっと言い回していることもないはず。堂々と使って問題ないですね。そもそもそうでなきゃブログで紹介しません。
複数回の買い直しもOK。既に通常のプランに入ったことがあってもOK。
「一回限り」「新規限定」などの条件は無し。何度も講座を書い直すことができるとの旨が公式サイトのFAQに書かれています。申し込み→1年利用→もう一度申し込み→一年利用の繰り返しでいつまでも年間39,980円で使い続けられます。
【おまけ】学校が運営する学生専用ストアを利用してモリサワフォントを学割価格で購入できる【94%引き・条件あり】
講座期間中は学校が運営する学生専用ストアを利用できます。これについてとんでもなくすごいのが、有名なモリサワフォントのサブスク「MORISAWA PASSPORT」も学割価格で購入できるようになっていること。(2021年2月執筆時)
一応説明しておくとMORISAWA PASSPORTはモリサワフォントのサブスクサービスで、契約期間中はモリサワの提供する1,000以上のフォントが使い放題になるというもの。非常に高い品質と高い価格で有名です。モリサワフォントを使っているだけで羨ましがれたりします。え?しない?しますよね?
このMORISAWA PASSPORTは普通に購入すると年間54,780円(税込)。
専用ストアの学割を利用すれば4年間の利用権を13,200円(税込)で購入できます。1年あたり3,300円。94%引きです。爆安。
ただし一つ大切な条件。商用利用OKなAdobe CreativeCloudとは異なり、MORISAWA PASSPORTは営利目的の商用利用がNGになっています。条件をよく確認してご自身の用途と照らし合わせて購入しましょう。
学生以外がAdobeソフトを安く使うならこれが適解
きちんとAdobe公認のもとでもこのような激安プランがあるのは意外でした。Amazonのセール価格よりも安く、他サイトのセール価格と比較検討したり、時期を見送ったりする必要がないのも魅力。買おうと思ったタイミングですぐに購入できます。
- Adobeマスター講座に1年分のAdobe Creative Cloudコンプリートプランがついてくる。
- Adobeマスター講座は通常価格の54%ほど安価。また、Amazonセールよりも安い。
- 講座の受講は任意なので、普通にAdobeソフトを契約するのと同じようにAdobeソフトを使って大丈夫。
- 1年経ったらまた書い直してもOK。
Adobeソフトを安く使いたいなら知っておいて間違いなく損しない情報です。これを知っているかどうかで大きな差ですね。
記事の冒頭でも書いた通り、13歳以上の学生さん(中高大学・専門学生)に限ってはAdobeが公式に提供している学割のほうが安上がりなので、Adobe公式サイトもしくはAmazonの販売ページから購入するとスムーズです。