ドスパラのゲーミングPC「ガレリア(GALLERIA)」には専用のPCケースが採用されています。この筐体はある程度の人気がある一方で、自分好みの白色のケースや中の見える透明なケースにしたいという人も少なくないはず。
この記事では、筆者が実際にデスクトップガレリアのPCケースを交換した経験を元に、ガレリアで交換するPCケースの選び方と取り付けの注意点までを初心者の向けに解説します。
実際に交換したらこうなりました!
PCケースを含め、パーツを交換するとガレリアの保証は受けられなくなります。もし問題が起きた場合、元々のパーツ構成に戻すことで対応してもらえる場合もあるので、交換後も保証期間終了までは保管しておくことをおすすめします。
時に故障する危険もありますので、必ず自己責任で作業してください。
当ブログではガレリアの各パーツを交換、アップグレードする方法を解説しています
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ガレリアから交換するPCケース選びで確認すべきこと
PCケースを交換する際は、今使っているガレリアのPCの中身が収まる大きさのケースを選ぶ必要があります。
確認①マザーボードが入る大きさかどうかを確認する
ガレリアに搭載されているマザーボードは大きさ(レイアウト)ごとに規格が決まっており、PCケースによって対応している規格が異なります。
マザーボードの大きさ | 規格の名前 |
---|---|
↑小さい | Mini ITX |
Micro ATX【ガレリアに多い規格】 | |
ATX【ガレリアに多い規格】 | |
↓大きい | Extended ATX |
主流の規格は以上の4種類ですが、ガレリアの場合は「Micro ATX」か「ATX」のどちらかを採用している場合が多いです。
自分が使っているガレリアがどの規格を使っているかは製品ページを見るとすぐに判別可能です。
PCケースには必ずどのマザーボード規格に対応しているかが明記されているので、自分のガレリアに対応しているかを確認しておきましょう。
確認②パーツがすべて入りきるかどうかを確認する
マザーボード意外のパーツもPCケースの中に入りきるかどうかを確認する必要があります。
PCケースに干渉しやすい3つのパーツ
- グラフィックボードの大きさ
- CPUクーラーの大きさ
- 電源ユニットの大きさ
昨今、特に注意が必要なのがグラフィックボード。かなり大型化が進んでおり、グラフィックボードの機種によってはケースに収まりきらないことが増えています。
グラフィックボードの寸法と購入したいPCケースの寸法を必ず比較するようにしましょう。
細かい部分をさらに掘り下げると、配線ケーブルを差し込むためのスペースも必要です。曲がりにくい配線ケーブルだとかなり邪魔してくる場合もあるので要注意です。
グラフィックボードの長さひとつ取っても製品によってこんなに違います。幅も同様です。
確認③拡張性を確認する
DVDドライブを搭載できるか、PCケースの前面にUSBポートは必要か、冷却クーラーはいくつ搭載できるものかなど、PCケースによって細やかな違いがあります。
当然のことではありますが、見た目のアップグレードを目的にPCケースを選んでいるとつい忘れてしまいがちな点なのでここで念押ししておきます。
おすすめPCケース
筆者おすすめのPCケースをおくつかピックアップします。
【Micro-ATX】透明なケースを価格重視で選ぶなら小型のこれ
側面全体が透明なPCケースをコスパ重視で選ぶならThermaltakeのPCケースがおすすめ。低価格ながらも透明パネルはアクリルではなく強化ガラス製なので中身が綺麗に見えます。
小型のケースでミニタワーに分類されます。ATXには対応していないので要注意。
【ATX Micro-ATX 両対応】白色で透明なケースの王様的存在
透明ケースのなかでもNZXTは特に洗練された製品が多く、筆者もこのケースの旧モデルを利用しています。白の透明ケースといえばこれと最初に名前が挙がることも多い、有名で人気のあるケースです。
前面ガラスと側面ガラスが繋がっており、見た目のインパクトもなかなかのもの。筆者ももう少し待ってこっちを買えばよかった・・・
【MicroATX】筆者が今一番気になっているおしゃれなPCケース
側面はガラスにはなっておらず、メッシュの穴から中が見えるおしゃれなケース。他にはないなかなかおしゃれなケースで、部屋のインテリアに合わせやすそう。
静音対策をしていない高性能なマシンだと静音性の面で気になる可能性があります。マザーボードはATX非対応。電源ユニットはSFX非対応で、ATXサイズのみに対応しています。
PCケース交換作業のコツ
交換作業そのものは外装を取り替えるだけ。一旦取り外してまた元通りにするだけの一見簡単な作業です。この作業をより確実に終わらせるために気をつけるべき点を実際にPCケースを交換した経験を元にまとめます。
PCを開いて交換作業に入る前に必ず電源を切ってコンセントを抜き、数分待ちましょう。静電気でビリっとくる程度なら良いのですが、時にPCパーツの故障の原因になります。
コツ①最初にガレリア内部の写真を様々な角度から撮影しておく
後から配線がどうなっていたかを確認できるよう、必ずガレリア内部の写真を様々な角度から撮影して残しておきます。新しいPCケースに組み替える際にはもちろん、万が一不具合が出て元のガレリアに戻さなければならなくなった際にも用意した写真が役立ちます。
配線の役に立ったりもするので裏面も撮影しておくことをオススメします。
コツ②ケーブルにはタグを付けておく
電源ユニットから各パーツに張り巡らされたケーブル類は全て一旦取り外す必要があります。
ある程度詳しい人であればどのケーブルをどこに挿せば良いのか見るだけで分かります。しかし、後で配線し直す作業が少しでも心配であればケーブルと挿す場所にマスキングテープなどで印をつけておくと安心です。
コツ③ネジは種類ごとにまとめておく
ネジの入れ物は必ず用意して、留める場所ごとのまとめておきます。
ただ単純にどのパーツにどのネジを使うのかを記録しておくだけでなく、紛失防止にも役立ちます。(そもそも入れ物を用意しておかないと普通に無くします。)
筆者は適当にネジを管理してしまったので実際に数本無くしました。新しく用意したパーツにネジが付属してきたためその時は事なきを得ました。
コツ④事前にエアダスターを用意しておく
数ヶ月以上使ったPCケースの中身は十中八九ホコリまみれになっています。細かいパーツの隙間に入り込んだホコリは拭き取ろうとするとさらに奥に入り込んでしまうこともあるので、エアダスターを買っておくことをおすすめします。
ケース交換が無事にできることを祈ります!
ガレリアの他パーツ(SSD・メモリー増設、GPU・CPU換装)についても別記事で解説しています
当ブログではガレリアに搭載された各パーツをアップグレードする方法やパーツの選び方について初心者向けに分かりやすく、かつ簡潔に解説しています。快適なPCライフのためにぜひご活用ください。