様々な場面で活躍するAdobeのソフトウェア「Illustrator」(通称:イラレ)ですが、そのネックは価格の高さ。年間一括で契約したとしても1ヶ月あたり2,728円/月と、決して安くはありません。
無料体験版も用意されているのですが、7日間の時間制限付きなので実用には限界があるでしょう。ちなみに公式サイト掲載のIllustratorの価格はこのページで確認できます。
そこで、この記事ではブログ管理人が実際にダウンロードして試した経験をもとに、Illustratorの代替になる無料ソフトを紹介します。
先に2026年時点の結論だけをまとめると、基本的にAffinityがオススメという考えに落ち着いています。なぜこの2つがおすすめなのか、他の無料ソフトの使用感とともに掘り下げていきます。
【この記事ができた理由】
デザインの仕事を始める前に高価なイラレの代わりになる無料ソフトを探すべく、この記事を作成しました。
現在ではデザイン周りの仕事で本家Illustratorをゴリゴリ活用していますが、色々なソフトを触るのが楽しいので今も更新を続けています。
- 大きな更新履歴
- 2020年7月 記事の公開
- 2022年11月 チェック・再調査と反映 さらにオススメするソフト1選をGravitDesignerからInkscape変更
- 2025年5月 最新の情報に更新しました。オススメはInkscapeで継続。
- 2026年1月15日 再調査&オススメするソフト1選をInkscapeからAffinity変更
本題に入る前に、Illustratorやベクター描画のソフトに慣れていない初心者の方へ1点だけ提案です。
初心者のかたには、お金を払ってでも本家Illustratorを使うことをオススメしたいです。理由は、Illustratorを使ったほうが将来的には安く済ませることができるから。詳しくは以下の記事にまとめています。
異論は受け付けます!お気軽にTwitter(X)へリプライしていただけたらと思います。
- Illustrator(イラストレーター)とは
- 無料で使えるIllustratorの類似ソフト
- 1. Inkscape | .ai読み込みは条件付きで可・無料ソフトの中では機能最強でユーザー数も多い
- 2. Canva | イラレの代わりにはならないが、イラレで作成するようなものを簡易的に生み出せる優秀な無料ツール
- 3. GIMP | 優秀な画像編集ソフトだが、イラレの代わりにはならない
- 4. Photopea | 本来はPhotoshopの代替フリーソフト
- 5. Vectr | 無料版は完全に終了
- 6. Corel DRAW | イラレの代替として「元」最優秀フリーソフト(旧『Corel Vector』『GravitDesigner』)
- 7. LibreOffice Draw | Office系無料ソフト
- 8. 【Mac/iPad/iPhone限定】Linearity Curve | 無料でも使えた有能ツールも有料化(旧『Vectornator』)
- 9. Affinity | 有料級の無料デザインツール(Illustrator代替候補筆頭)
- 【結論】無料ソフトを使うならAffinityをオススメする理由
- イラレの代替になる無料ソフトを使う以外に検討すること
Illustrator(イラストレーター)とは

Illustratorは、ベクターベースのグラフィックデザインソフト。ロゴやタイポグラフィ、イラストなどグラフィックデザインの作成でよく使用されます。
開発・提供しているのはクリエイティブ分野のソフトウェアで有名なAdobe社で、Photoshop(フォトショップ)は特に有名でしょう。
プロの現場で長く活躍しているツールで、「イラレ」と略して呼ばれることが多いです。
Illustratorの得意なこと
Illustratorで特徴的なのはベクターベースという点。制作物をどれだけ拡大してもぼやけずにクリアな状態を保てます。また、この特徴のおかででサイズ変更を後から自在にできるほか、ファイルサイズを小さく収めやすい利点があります。
点や線など図形の組み合わせで作成することになるため、境界線のはっきり出るロゴやイラストの作成で活躍します。
本家Illustratorを無料で利用する方法は1つだけ
本家Illustratorを無料で使う方法は現状ひとつだけしかありません。それはAdobe公式の無料体験版です。
体験版は7日間の期間限定ですが、制限なく全ての機能を利用できます。無料体験期間で1つや2つ程度の制作物を作ることは可能でしょう。
体験版については以下記事にまとめています。解約タイミングなどの注意点がいくつかあるので参考にしてみてください。
Illustratorの利用方法(買い切り?サブスクプラン?)
以前はIllustrtorを含むAdobe社製のソフトウェアを買い切りで利用することができましたが、現在は原則サブスクのみとなっています。
例外として、2つの簡易版ソフト「Photoshop Elements」「Premiere Elements」に限り買い切り版が用意されています。しかし、機能を大幅に削ったものなのでフルバージョンの代わりにはなりません。
Illustratorの価格とセール
| 通常価格 (年間) | セール価格 (年間) | セール期間 | 販売ページ | |
|---|---|---|---|---|
| Adobe公式 Illustrator 単体 | 34,680 円 | 17,340円 | 前回セール ~2024年11月29日 | Adobe公式で見る |
| Amazon Illustrator 単体 | 31,528 円 | 前回 23,980 円 | 前回セール ~2024年12月6日 | Amazonで見る |
| Adobe公式 コンプリート | 86,880 円 | 前回 43,440 円 | 前回セール ~2024年11月29日 | Adobe公式で見る |
| Amazon コンプリート | 78,192 円 | 前回 42,480 円 | 前回セール ~2024年12月6日 *Amazonを通じて 初めて購入する人限定 | Amazonで見る |
Illurator単体を契約する場合は年間一括契約で1ヶ月あたり3,000円弱のお金がかかります。
Illustratorを含むAdobe製ソフトほぼ全てをセットで契約する場合、社会人でも購入できるAdobe公認のアカデミックプランを契約することで1ヶ月あたり約3,400円で入手できる状態となっており、当ブログではこのプランも勧めています。
無料で使えるIllustratorの類似ソフト
Illustratorと類似した無料ソフトは多数あります。
今回は完全に無料で利用できるフリーソフトに限定して、以下の7つを対象にします。
Illustratorに近い機能を持ったものと、Illustratorで制作するものに近い見た目の制作物を作れるツールから選定しています。
- 1. Inkscape
- 2. Canva
- 3. GIMP
- 4. Photopea
- 5. Vectr
- 6. Corel Vector(旧GravitDesigner)
- 7. LibreOffice Draw
- 8. Linearity Curve(旧Vectornator)
- 9. Affinity
他にもいくつか類似のソフトはあるのですが、極端に情報が少ないせいでトラブルシューティングに手こずったり、単純に使いにくかったりと問題があったので除外しています。
1. Inkscape | .ai読み込みは条件付きで可・無料ソフトの中では機能最強でユーザー数も多い

Inkscapeは、Illustratorのようなベクター編集ができる無料ソフトの中でも世界でトップクラスに有名なオープンソースソフトです。普通の無料ソフトではあり得ないような高機能さはオープンソースならではの特徴といえます。
まず、挙動は少し重め。本家イラレと比較するともたつきを感じる場面が多いです。
次に、UIについて。イラレの代替になるフリーソフトの多くは本家Illustratorの操作方法を参考に作られているのですが、Inkscapeの場合は操作方法もUIもかなり独特です。Illustratorそれなりに扱っている僕がInkscapeを初めて触ったときはちょっと戸惑いました。
Inkscape側もIllustratorと操作感が異なることは認識しているとのこと。Inkscape側の言い分は「そもそもIllustratorの操作感がベストだとは限らないでしょ」とのことです。これは一理あるかもしれません。
次に、Illustrator(.ai)のファイルについて。Inkscapeなら.aiファイルを読みこむことができます。ただし、位置ずれが起きることもあり、完璧な状態ではありませんでした。これにはいくつかの理由が絡み合っているようで・・・
- PDFベースの.aiファイルが前提
- グラデのメッシュは近似
- 透明の描画モードは効かない
などと細かい制限がついてきます。手作業で復旧すればなんとかなりますが工数は増えてしまいますね。もちろん、無料ソフトで.aiファイルを読み込んでくれるだけでもありがたいところです。
無料ソフトの中ではユーザー数が多いので、ネット上に転がっている講座や情報は他の無料ソフトと比較して充実している傾向にあります。初心者であれば、ネットからいかに情報を得られるかがソフトを効率的に学習するために重要なこと。この点はInkscapeの大きな利点と言えます。
Inkscapeまとめ
| 対応OS | Mac, Windows, Linux |
| .ai形式ファイルの読み込み | △ 条件あり |
| CMYK対応 | × 不可 |
| 日本語対応 | ◯ 対応 |
- Mac/Win両対応
- 無料ソフトとしてはかなり多機能
- PDF互換なら.ai形式のファイルの読み込みはできるが、細かい制限がある
- 公式ではCMYKに完全には対応していない
- 重い挙動
- 独特な操作感
2. Canva | イラレの代わりにはならないが、イラレで作成するようなものを簡易的に生み出せる優秀な無料ツール

デザイン系ツールとして人気の『Canva』は、バナー画像やポスターなどをテンプレ素材から簡単に作成できる便利なデザインツールです。イラレで制作されるような見た目の制作物を作れるので誤解されがちですが、ベクターデータはほとんど扱えないのでIllustratorとは根本的に仕組みの異なるツールです。
ちなみに、.aiファイルを読み込ませた場合は各レイヤーが1枚の画像として表示されるようになりました。例として、上の画像は.aiファイルを読み込ませたものです。本来『MAGLOG』という文字はベクターデータなのですが、Canvaではひとつの画像として扱われています。
Illustratorの代わりにはならないものの、イラレで制作するようなバナー画像やポスターなどといったジャンルの制作物をテンプレ素材から簡単に作ることができます。イラレでなくても簡単なポスターやバナー、名刺、サムネイルなどを簡易的に制作できれば良いのであれば、選択肢のひとつになると思います。
Canvaはとても便利なツールですが、用途は見極める必要があります。テンプレを使って制作すると「あからさまなテンプレ感」「Canva感」が丸出しになったり、デザインが被ってしまうこともあります。
町内会やPTAでの配布物や趣味での利用なら気にする必要はありませんが、ビジネス用途ではテンプレ感を出さないひと工夫を学ぶ必要がありそうです。
Canvaまとめ
| 対応OS | Mac, Windows, Linux, iOS, Android |
| .ai形式ファイルの読み込み | × 不可 |
| CMYK対応 | ◯ 対応 |
| 日本語対応 | ◯ 対応 |
- Mac/Win両対応
- イラレで作るような制作物を作れる人気ツールだが、ベクターデータは扱えない
- .aiファイルは読み込めない
- イラレとは全く異なるが、お手軽なデザイン制作ツールとして用途を見極めれば活躍する
3. GIMP | 優秀な画像編集ソフトだが、イラレの代わりにはならない

『GIMP』は無料の画像編集ソフトとしてはかなり有名です。
90年代から使われ続けているツールで一定数のユーザーがついているので、ネット上にHow to系の情報も多いです。一応イラスト制作でも使えますが、別の無料ソフト『Fire Alpaca』の方がより最適化されています。
画像を扱う点ではイラレと類似したように見えますが、『GIMP』もベクターデータは扱えないのでIllustratorとは全くの別物。もちろんIllustratorのファイル扱えません。(.aiファイルを読み込もうとすると一枚の画像として読み込まれます)
一方で、画像編集ソフトとしては幅広い機能が組み込まれておりPhotoshopのプロジェクトファイルも読み込めます。IllustratorではなくPhotoshopの代替えを探す際には強力な候補になるのがこのソフトです。
GIMPまとめ
| 対応OS | Mac, Windows, Linux |
| .ai形式ファイルの読み込み | × 不可 |
| CMYK対応 | × 不可 |
| 日本語対応 | ◯ 対応 |
- Mac/Win両対応
- 無料の画像編集ソフトとしてはかなり有名で優秀
- ベクター編集には弱く、Illustratorの代わりにはならない
4. Photopea | 本来はPhotoshopの代替フリーソフト

『Photopea』はウェブ上で動作する無料アプリです。動作は不安定になることもあり、クリックしても期待した操作ができないことも時折あります。
元々このアプリはIllustrator(ベクター編集)ではなくPhotoshop(ラスター編集)に習ったものですが、実はベクターデータを扱う機能も備わっています。ただ機能はかなり簡素で本家イラレには遠く及びません。
一見イラレの代用としては厳しそうに見えるこのアプリですが、まさか.aiファイルを読み込むことができてしまいました。上の画像を見て分かる通り、前に紹介したCanvaとは違って『MAGLOG』の一文字一文字がパスとして生きており、個別に編集することも可能です。
本格的な作業はできませんが、シンプルなロゴデータの簡単な微調整などであれば活用の道があると思い、今回この記事で取り上げました。
Photopeaまとめ
| 対応OS | Mac, Windows, Linux |
| .ai形式ファイルの読み込み | ◯ 対応 |
| CMYK対応 | △ CMYKモードあり |
| 日本語対応 | ◯ 対応 |
- Mac/Win両対応
- ブラウザ上で動作
- 動作は不安定
- ベクター編集の機能はかなり簡素
- パスが生きたままで.aiファイルを読み込める
5. Vectr | 無料版は完全に終了

ブラウザの画面上で制作できたベクター編集ソフト『Vectr』ですが、2025年に無料版は完全に提供終了したうえ、AIツールとしての機能がメインのサービスに切り替わりました。徐々にアップデートされて使いやすくなってきていたこともあり、ちょっと残念ですね。
- Illustratorの代替としては機能しない
- 2025年から無料で使えなくなった
6. Corel DRAW | イラレの代替として「元」最優秀フリーソフト(旧『Corel Vector』『GravitDesigner』)
GravitDesignerは有償版、無償版それぞれの用意があるソフトだったのですが・・・
2022年、名称が『GravitDesigner』から『Corel Vector』に変更されるとともに、ダウンロードソフトからWebブラウザ上で編集するオンライン版に変更されました。さらに、無償版が15日間限定の体験版となり、無期限で無料利用のできるベクター編集ソフトではなくなってしまいました。以前は『GravitDesigner』が最もオススメしていたソフトなのですが、今回のアップデートをきっかけにこの記事でオススメする無料ソフトの選出からは外れました。
さらに、2025年8月に『Corel Vector』も提供終了。実質的に同社の『Corel DRAW』に役割を渡す形に。こちらもトライアル期間付きの有償製品です。
検索をかけると、海賊版と思われる『GravitDesigner』を再配布しているWebサイトが未だにあります。
このサイトは過去に様々な問題を起こしたことのあるものなので利用しないように気をつけましょう。

使用感は先に紹介したInkscapeと比較して、アイコンの場所や機能名、仕組みなどどれをとっても本家Illustratorにかなり近いです。
.ai形式のファイルを読み込んでみたところ、レイヤー情報が消えて全てが1つのレイヤーに重なった状態で表示されました。Inkscapeと比較すると、GravitDesignerはより完全体に近い形での読み込みができています。
全体通して、無料ソフト時代はかなり使いやすかった印象です。
Corel Vectorまとめ
| 対応OS | Mac, Windows |
| .ai形式ファイルの読み込み | ◯ 対応(完全ではない) |
| CMYK対応 | × 不可 |
| 日本語対応 | ◯ 対応 |
- Mac/Win両対応
- 無償版でもそれなりに扱える
- 有償版に切り替えるとCMYK(印刷物)や高解像度に対応するほか、カラースウォッチ等作業効率化機能が開放
- .ai形式のファイルは読み込める。ただしレイヤー情報は消える
- Illustratorに割と近い操作感
- 2022年現在、日本語の情報が徐々に増えてきている傾向
- 2022年:無償版が消滅し、無料で使えるのは15日間の体験版のみに。
7. LibreOffice Draw | Office系無料ソフト

LibreOffice Drawは、オープンソースで開発されているオフィスソフト群「LibreOffice」のひとつ。完全無料です。
多数のインフルエンサーが紹介しているので試してみたところ、Illustratorとは使い勝手の違う印象を受けました。配布資料の作成をパワーポイントやKeynoteでこなしている方がよくいると思うのですが、イメージとしてはその用途が近くなります。
Illustratorの代替ではありませんが、図表を綺麗にまとめることを目的にしたいのであれば触ってみる価値があるでしょう。
LibreOffice Drawまとめ
- Mac/Win両対応
- 独特な操作感
- 元がオフィス系ソフトなので、パワーポイントやKeynoteの中で配置できるオブジェクトや図形の扱いに近い
- 図表を使った資料作成に活用したいのであれば候補になる
8. 【Mac/iPad/iPhone限定】Linearity Curve | 無料でも使えた有能ツールも有料化(旧『Vectornator』)

以前は選択肢の一つとして有力だった『Vectornator』だったのですが、2023年以降に『Linearity Curve』へリブランドされてからはおすすめできないソフトになりました。
『Vectornator』時代はタブレット端末で利用することを想定したものなのでUIは独特であるものの、ベクター編集はきちんと機能していました。動作も安定しており、機能面も悪くありません。
しかし、『Linearity Curve』変わってからはエクスポート自体ができなくなってしまい、ほぼ閲覧専用ソフトのような状態に。有償版を検討するつもりがないのであれば、あえて選ぶ理由はありません。
Linearity Curveまとめ
| 対応OS | Mac, iOS |
| .ai形式ファイルの読み込み | ◯ 対応 |
| CMYK対応 | × 不可 |
| 日本語対応 | ◯ 対応 |
- Mac/iPad/iPhone対応(Windows利用不可)
- 『Vectornator』時代は高機能な無料のベクター編集ソフトだった
- 『Linearity Curve』にリブランドされてから大幅に機能が制限された
- 無料にこだわるならおすすめしない
9. Affinity | 有料級の無料デザインツール(Illustrator代替候補筆頭)
Illustratorの代替となる無料ソフトとして、2025年まで勧めていたのは『Inkscape』でした。しかし、Affinityが完全無料として再ローンチされてから状況が一変。

元々は買い切りの有料ソフトとして提供されていた『Affinity』が『Canva』による買収をきっかけに無償化しました。
『Affinity』は
- ベクター(Illaustratorに相当)
- 写真編集(Photoshopに相当)
- レイアウト制作(Indesignに相当)
が、1つのアプリに統合されているソフト。Windows/Macで使えるので、環境を選ばないのも強みです。

基本的な機能は一通り入っているほか、画像をトレースしてベクター化することも可能。普通であれば無料ソフトにはなかなか入らない高度な機能です。さらにCMYKにも対応。
また、.aiファイルについては少し注意が必要です。Affinityで読み込めるのはPDF互換で保存された.aiファイルのみなので、完全にIllustratorと同じレベルとまではいきません。
クライアントを挟まない個人制作の仕事であればこのAffinityで事足りる場合も多そうなほどに高機能で、無料でここまで触れるのはありがたいです。
Affinityまとめ
| 対応OS | Mac, Windows(iPad版も開発中) |
| .ai形式ファイルの読み込み | △ PDF互換なら対応 |
| CMYK対応 | ◯ 対応 |
| 日本語対応 | ◯ 対応 |
- 無料で使えるプロ向けツール
- ベクター/写真/レイアウトが統合
- Windows/Mac対応で環境を選びにくい
- CMYK対応なので、印刷物の入口に立てる
- .ai互換は「読み込み中心」。納品前チェックは必須
- AI系の一部機能は、必要な人だけ有料プラン側(普段使いだけなら無料で十分)
【結論】無料ソフトを使うならAffinityをオススメする理由

2025年まで僕がおすすめしていたのは「Inkscape」ほぼ一択でした。しかし、Affinityの無償化とともに、2026年1月現在ではWindows/Mac両方のユーザーに「Affinity」がオススメという結論に落ち着いています。
- 当ブログ管理人的「無料で一番使えるIllustratorの代替ソフト」変遷
- 2020年:GravitDesigner無償版
- 2022年秋:Inkscape
- 2023年秋:Inkscape(MacユーザーならVectornatorも試す価値あり)
- 2026年:Affinity
しかし「Affinity」には気になってしまう点がひとつあります。それは、本家イラレと操作感が異なること。その理由を次に説明します。
確認したい大前提「"Illustrator"こそ最強で、お金のことを考えなくて良いならみんなIllustratorを選ぶ」
突然ですが、いくつか確認したいことがあります。
- お金のことを考えなくていいのであればみんなIllustratorを選びますよね。
- 最終的には無料ソフトでは物足りなくなってIllustratorを使うことになるかもしれません。
- 無料ソフトを使って仕事を始めたとして、将来もっと稼げるようになってお金に困らなくなったらきっとIllustratorに戻るでしょう。
結局何が言いたいのかというと、将来本家イラストレーターに乗り換える可能性を考えると、無料ソフトの使い心地は本家Illustratorに近いほうが良いということです。
無料ソフトを使った後にIllustratorに乗り換えようと思って実際に触ってみたら、今まで使っていた無料ソフトとは操作感が違くて萎えてしまった...なんて事になると面倒です。IllustratorもInkscapeも1日や2日で使い方を習得できるような単純なものではありませんから。
これを踏まえて話を進めていきます。
AffinityはIllustratorと操作感が違うことが懸念点
AffinityとIllustratorは細かい機能や操作感が異なるので、将来もし「Illustrator」に乗り換えることがあったら操作の覚え直しが面倒になります
.aiファイルを正しく開ける点は魅力的
仕事で本格的に使うとなればイラストレーター用のファイル形式である.aiでやりとりをすること多いはず。
細かい条件があるとはいえ、Affinityで.ai形式のファイルを開ける場合が多くなったのは良い点です。
特に、ネット上にたくさん転がっている.ai形式のサンプルや講座の素材を開けるのは絶対に便利。ただし、前述した通り読み込んだ際に何かしらが崩れてしまう場合も多いので、複雑な内容になるほど.aiファイルは扱いにくくなると思われます。その崩れたファイルを回復するのに必要な工数はコストとして計算に入れたいところ。
できないこともあれど、Affinityなら大体一通りこなせる
気になる点はあるけれど、とても多機能なAffinity。
ここまで説明した通り、本家Illustratorと違う独特な使用感はちょっと辛い。でも機能の面だけを見れば、ベクター編集ソフトとして作りたいものを(ほぼ)きちんと生み出せるはずです!あと印刷物作りたい人は諦めてもうイラレ買っちゃいませんか?
最後にまとめ!
- Inkscapeがオススメだったが、現在は「Affinity」がオススメ。
- 印刷物を作りたいなら諦めてAdobeを使ったほうが良いかも
イラレの代替になる無料ソフトを使う以外に検討すること
無料ソフトを使いたい理由は人それぞれですが、用途によっては機能が不十分な場合や、若干額であれば予算を出せる場合もあるかもしれません。
選択肢として、無料ソフトを使う以外の手段をいくつか提案します。
【選択肢1】イラレを含む本家コンプリートプランと講座のセットを単純に68,800円で買う方法も
「もう少し安いなら有料でもAdobeソフトのサブスクを検討するが、今の値段では高すぎて手が出なかった」というのであれば、このような買い方もあります。
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Adobeコンプリートプラン1年分と講座のセットが68,800円で手に入る!お得なセットの買い方
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簡単に説明すると、68,800円で購入できるAdobe公認の通信講座「Adobe基礎コース」に申し込むと、講座と一緒にAdobeコンプリートプランが付属します。
・商用利用OK
・Adobe公認
・常にこの価格で、セールを待つ必要がない
・通信講座ではあるが、受講するかどうかは任意
・シリアルコードを買う分、直接公式サイトで購入するよりはひと手間かかる
・法人名義では購入できない
Adobe公式サイトで申し込むよりは少し手間になるのはデメリットですが、「何度も繰り返し購入可能」「Adobe公認」」「商用利用もOK」と普通に使えるものなで検討する価値は十分あります。
【選択肢2】とりあえず本家Illustratorの無料体験版を使ってみる
そもそも本家Illustratorにも無料体験版はあるので、とりあえずこちらを使ってみても良いのではないのでしょうか。無料体験版は公式サイトのこのページから登録して始めることができます。
詳しい体験期間のカウント方法や解約の作業についてなど、期間体験版の仕様についてはこちらの記事にまとめてあるので参考にしてみてください。
【選択肢3】Adobe公式のセールを狙う
もしくはAdobe公式もセールをしているので一度チェックしてみるといいでしょう。このブログのサイドバー(PCなら記事右側のエリア)に最新のAdobeセール情報を貼っているのでご参考にどうぞ。(2023年からセール開催頻度は減っています)

Photoshopの代替になる無料ソフトについても調査したのでよろしければ参考にどうぞ。Photohopの類似ソフトはIllustratorの類似ソフトより数が多いのでなかなか難航しましたが、ひとまずまとめることができました。
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【2025】Photoshopを無料で使いたい。オススメできる代替ソフト1選【結論:Photopea】
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