タイツメーカーATSUGIのプロモーション #ラブタイツ は、なぜ大きな話題になったのか。どこに問題があったのか。そして、ここから学べること。

デザインの独学

ATSUGIのプロモーション #ラブタイツ の話題を見て、僕はこんなツイートをしました。

このツイートに意外と反響があったので、少しだけ所感をお話します。

主に「美少女系イラスト/オタク向けイラスト」を巡った「SNSマーケティング」とか「コピーライティング」とかのお話ですが、ちょっと明るめに話しますね。コレはだめ!あれはやめろ!という論調ではないので。いや、話すというかテキストなんですが、なんか冗談交えて書いていきます。

異論は大いに受け付けます!Twitterにリプライを下さい。すべて読みます。(返答は保証できません)

まぐ
まぐ

まぐ(@magsbase)です。デザイン・クリエイティブ分野を一生勉強中。男です。イラスト・マンガ・アニメ系のオタクコンテンツに理解はあるし好きな部類ですがあまり見れていないのが実際のところ。メイドインアビスはいいぞ。普段はデザインの情報や道具について発信しています!

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このお話の大前提

今回の件に言及している人は大きく分けて2種類に分かれていました。

①表現が倫理的に正しいか(フェミニズム系)

②一企業のPRとして不快に思ったかどうか(マーケティングとしての是非)

本質を汲み取っていないごく一部のオタクが①を訴求されていると勘違いしていたようですが、今回言及されていたのはほとんどが②ですね。記事でも②を扱います。

追記:記事を書いた後に「公式アカウントがRTしたツイートの内容」を理由とした①系統の話題が強くなっていたようですが、この記事では扱いません。

なぜ大きな話題になったのか

そもそもなぜ今回の件は話が大きくなったのでしょうか。まずは、今回のプロモーションに対して持たれたSNSユーザーの考えを整理します。とりあえず2通りに分けてみました。

①不快ではないパターンの例「これはタイツを履く人ではなく見る人に向けた広告。だから不快ではないけどスルーする。」

②不快なパターンの例「これはタイツを履く人ではなく見る”男性”に向けた広告。あなたの会社は異性にアピールをすることを目的としたタイツを作っているんですね。」(→異性へのアピールにATSUGIのタイツを利用することに否定的な考えを持ってATSUGIのタイツを買っていた人がこの考えにたどり着いた場合、不快に思う)

少なくとも共通するのが、「これを見せられても買う気にならないよ」というところ。その中でも自分が不快に思う要素があった場合は、叩く方向に進むことになります。

基本的に、広告というのは興味がなければスルーするだけですよね。これが①の不快ではないパターン。いつもYoutubeの広告のスキップボタンを押しているのと一緒だし、このブログ内に挟まれた広告を読み飛ばすのと一緒です。

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こういうやつ。

しかし今回は不快に思うパターンの人が多かったからトレンド入りする事態になったと考えています。Youtubeに挟まれる広告に詐欺のような胡散臭い動画だとか性行為を連想させるような動画で不快になったことはありませんか?これもその一種です。今回について、不快のトリガーは「それって男性向けですよね」「異性へのアピール目的ですよね」が中心になっていました。

ではどこからが「男性向け」「エッチ」なイラストなのか。

コレは個人の感想なのですが、若年層を中心に年を追うごとにどんどん緩くなっている印象があります。00年代はジブリ、その後サマーウォーズのような作品や、ボーカロイド。今の10代は「リゼロ」が高確率で通じます。すごい時代だ。

「リゼロ」とは...
「Re:ゼロから始める異世界生活」の略称。ライトノベル原作の深夜アニメ作品で、レビューサイト『MyAnimeList』では80万件以上のレビューが書き込まれるほどの大型作品。(鬼滅の刃は68万件)画風はお手本のような萌え萌え深夜アニメタイプです。(執筆時点)

具体的には、令和時代の今、タイツのPRに用いられた作品のほとんどは大衆レベルといって問題ないと思っています。ほとんどです。全てとは言っていない。(そのほとんどから外れる該当物は公式さんが取り下げたそうなので言及しませんよ)今回僕がしたツイートにおいてこの考えは前提条件になっているのですが、コメントRTや無記入RT後のツイート・コメントを見ると、少なくとも観測範囲の限りではこれに対するツッコミは見つかりませんでした。よって、この考えに僕個人のバイアスはかかっていないと判断しています

これはあくまでSNS文化の中心である若い人たちの話。30代以上の方でこの記事をご覧の方がいたら自分のステレオタイプを見直すいい機会かもしれません。あなたの学生時代には「アニメ=きもい男のコンテンツ」が確かに成り立っていたかもしれないので、あなたが悪いわけではありません。でも時代は変わっていきます。20代以下の方も上の世代を理解するいい機会ですよね。相互理解で圧倒的進歩!

絵柄がセーフなら何がだめだったのか?

絵に問題がないのなら、どこに問題があったのか。ここを扱ったのが僕のツイートです。

片方には公式ツイートの文言「じゃあ、付き合っちゃう?」を入れ、もう片方には自分で適当に考えた「ATSUGIのタイツで冬を快適に」と入れてみました。

ちなみにツイート内「雑だけど伝われ」の「雑」は、僕が考えたキャッチコピー「ATSUGIのタイツで冬を快適に」の雑さです。リプライで「缶コーヒー買ってきてよ」「今日は寒いね」とセリフで寒さを表す提案があって天才かと思いました。

文字が違うだけなのに後ろのイラストまで全く違うモノのように見えてきませんか?

左が少しエッチに見えてくるんですよね。青年誌くらいのちょっとした感じ。

右は若い世代向けのSNS広告としてかわいらしくおしゃれな感じ。

これが、画像の下部に入れたコメント「言葉のチカラって強くね???」そのものです。イラストから得られる情報とテキストから得られる情報ってここまで大きく作用するのかと驚きました。

多くの人がすでに言及しているのですが、今回の失敗は「絵師さんに依頼するときのツイート文章・イラスト内文章のレギュレーション指定」であることが予測できます。PRの目的とした購買層に対して、コピーをどう扱うか気を配るだけで印象はかなり変わったのではないでしょうか。でも確かに考えてみたら、絵師さんにイラストを依頼するのに「こういうイラストとこのハッシュタグをつけて下さい!」と指示するところまでは想像できても、文章の内容のことまでは忘れてしまいそうです。だってイラストをPR材料として注文しているんですから。僕なら忘れる(謎の自信)。でも今回学べたのでこの先は忘れませんね。多分。

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最後に個人的なことを少し

今回のような話題になるたびに「これを男性向けに直して例えるととXXXXって感じだよ。不快でしょ?」というツイートを見かけるのですが、今のところもれなく不快に思ったことがありません。これは僕個人のコンテンツに対する独特な考え方によるバイアスなのか、それとも性別による考え方の差なのか、それとも例えがダメなのか。

こういうことも相まって、プロモーションに使う画面やコピーを考える時は、異性や別世代の意見を聞くに越したことはないな、と学びました。

最後に、今回の話題を宇崎ちゃんと同列に扱ってしまったオタクはタイツを買ってATSUGIに貢献しよう。誰でも失敗はするさ。にんげんだもの。

僕は普段デザイン関係のことについて学んでおり、これについて学んだ知識をこのブログにまとめているのですが、ウェブマーケティングにも興味があるので今回のように気になったことを記事にすることもあります。プロモーションやブランディングの関係で、エナジードリンクの価値について考察した記事があるのでこちらもぜひ御覧ください。

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